「乙4試験の計算問題って、どこから手をつけたらいいの?」 「指定数量って聞いたことはあるけど、計算になると急に難しく感じる…」
そんな不安や戸惑いを抱えている方も多いのではないでしょうか。
特に独学で学習を進めていると、数字の意味や法令との関係が曖昧なままになってしまいがちです。
この講座では、危険物取扱者(乙種第4類)試験における指定数量計算と計算問題のパターンを、具体例を交えてわかりやすく解説していきます。
【この講座の重要度】9 / 10 ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆
💡 非常に重要:高頻度で出題される&覚えておくべきポイント
この無料講座で得られる3つのポイント
- 「指定数量」の基本と法令上の位置づけが理解できる
- 単純な暗記に頼らず、頻出計算問題の解き方・考え方が身につく
- 実務にもつながる計算力と法的判断力のバランスが学べる

"指定数量"って言葉は知ってるんだけど…数字が出てくると急にわかんなくなるんだよね。これ試験に出るって聞いて、ちょっと焦ってる…
でも逆に言えば、ここを押さえれば一気に点が取りやすくなるよ。倍数計算とか法令とのつながりも、ちゃんと理解すれば怖くないから

📘 本記事は「オツナビ式・乙4独学講座」計算問題対策編の一部です。
指定数量や倍数計算など、得点源に直結する重要スキルを無料で習得できます。
【無料で独学可能】乙4試験における指定数量とは?
乙種第4類の試験では、危険物の性質や管理方法に関する法令の知識が求められますが、中でも「指定数量」に関する問題は非常に出題頻度が高い分野です。
この項目は、単なる暗記ではなく、具体的な数値と法的背景を理解することが重要です。
また、計算を伴う設問も多く、ケアレスミスを防ぐためには確実な理解と反復練習が求められます。
ここでは、指定数量の基本的な意味や法的な位置づけ、試験での出題傾向について丁寧に解説します。
危険物ごとに異なる「指定数量」の意味
「指定数量」とは、消防法に基づいて定められた、危険物の取扱いや保管に関する管理基準となる数量です。
この基準は、物質の危険性に応じて異なり、分類や特性に応じた安全対策を促す目的があります。
例えば、第4類の危険物(引火性液体)では、次のような指定数量が代表的です。
物質名 | 分類 | 指定数量 |
---|---|---|
ガソリン | 第1石油類(非水溶性) | 200L |
エタノール | アルコール類 | 400L |
灯油 | 第2石油類 | 1,000L |
このように物質ごとに指定数量が異なるため、試験では特に出題されやすい危険物の数値を優先的に覚えることが大切です。
消防法に基づく法的な位置づけ
指定数量に関する制度は、消防法第2条第7項においてその定義が明示されています。
また、具体的な数値は「危険物の規制に関する政令(昭和34年政令第306号)」別表第1に記載されており、危険物ごとの取り扱い基準を示しています。
保有する危険物の量が指定数量を超える場合、消防法第10条により以下のような管理義務が発生します。
なお、「10倍以上で必ず許可が必要」といった表現は試験上の目安として多く用いられますが、制度上は危険物の種別や施設区分によって細かく異なるため、法的根拠を確認しながら理解することが求められます。
“10倍=絶対に許可”って思いがちだけど、実務では施設の種類によって違うからね。試験では“よく出る基準”として覚えておくのが正解!

※詳細は消防法施行令 第1条の9(政令306号)および危険物の規制に関する政令をご参照ください。
試験での出題形式と頻出傾向
乙4試験では、指定数量に関連する設問は「法令問題」と「計算問題」の両方の分野で頻繁に登場します。
特に計算問題では、指定数量と保有量を比較して倍数を求める形式が多く出題される傾向にあります。
【例題】
ガソリンを300L保有している。このとき指定数量(200L)の何倍になるか?
このような問題では、単に数値を覚えるだけでなく、「保有量 ÷ 指定数量」という基本式を正確に使えるかがポイントになります。
また、保管している危険物が複数ある場合には、それぞれの危険物を合算して判断させる問題も出されることがあります。
出題のバリエーションが多いため、単なる知識の暗記では対応が難しく、法令の意味を理解したうえでの実践的な思考力が求められる分野です。

えっ、倍数って“指定数量 ÷ 保有量”だと思ってた…!やば、オレずっと逆で覚えてたかも…
それ、試験でもあるあるミスだよ。割る順番が違うと答えが真逆になるから、ここは要注意ね

指定数量の要点まとめ
この章では、指定数量の意味とその法令的背景、試験での出題傾向について解説しました。
危険物ごとの基準値や計算方法を正しく理解しておくことが、試験対策の土台になります。
この章の要点チェックリスト
- 指定数量とは、危険物ごとの保管・取扱い基準となる量を指す
- 具体的な数値は政令で定められており、物質によって異なる
- 保有量と指定数量の関係から計算問題が出題される
- 消防法第10条を中心とした管理義務が出題ポイントになる
- 「10倍」という表現は試験でよく使われるが、制度上は分類ごとに異なる
乙4試験で頻出の計算問題パターンとは
乙種第4類の試験では、計算問題が避けて通れない重要項目となっています。
とくに「指定数量」に関連した出題は非常に多く、正確な数値の理解と判断力が求められます。
ここでは、乙4試験でよく出る計算問題の特徴や、出題の背景にある制度とのつながりを整理しながら、対策のポイントを分かりやすく解説します。
出題されやすい乙4計算問題の特徴と対策
計算問題で問われるのは、主に危険物の「保有量が法的にどのような扱いになるか」を判断する力です。
出題の中心となるのが、「保有量 ÷ 指定数量」で求める倍数の計算です。
この倍数が基準を超えると、届出や許可の対象になるため、試験でも重要な判断基準として扱われています。
出題傾向を把握しておくことで、落ち着いて対処できるようになります。
よく出る形式は以下の通りです。
いずれの形式も、計算自体は単純な割り算で対応できます。
ただし、物質の分類や指定数量を誤って覚えていると、答えがずれてしまう点に注意が必要です。
指定数量と保有量を比べる計算例
指定数量計算においては、数値を正確に扱えるかどうかが得点に直結します。
ここでは基本的な問題例を見てみましょう。
【例題】
灯油を1,800L保有している。このとき、指定数量(1,000L)と比較して、何倍にあたるかを求めよ。
【解き方】
計算式は、
1,800 ÷ 1,000 = 1.8倍
このように、指定数量の1.8倍にあたるため、指定数量を超過しており、市町村長への届出が必要になると判断できます。
試験ではこのあとに「この場合、届出は必要か?」と問われるパターンがよく出題されます。
また、選択肢の中には「10倍未満なので不要」といったひっかけも含まれることがあるため、1倍と10倍の違いをしっかり把握しておくことが重要です。
「10倍ルール」は制度と試験で扱いが異なる
乙4試験では、「指定数量の10倍」という基準が頻出します。
これは、危険物の保有量が政令指定数量の10倍を超えると、都道府県知事の許可が必要になるというルールに基づいています(消防法第10条、施行令第1条の9などを参照)。
ただし、この10倍ルールは試験上の典型的な出題パターンであって、すべての危険物に一律で適用されるわけではありません。
“10倍=許可が絶対”って思いがちだけど、実務だと施設の種類によって違うよ。試験ではそこまで深く聞かれないけど、混同しないようにね

実際の制度上では、物質の種類や施設の区分などに応じて、適用条件が異なります。
そのため、試験勉強の際は次の点に注意しておきましょう。
このように、「10倍」という数字はあくまで試験対策上でよく扱われる目安の一つであり、法制度としてはもう少し複雑な背景があります。
過去問の中でも繰り返し出題されているため、正しい理解と使い分けが合格のカギになります。
乙4計算問題の出題傾向まとめ
乙4試験で出題される計算問題は、指定数量の理解と倍数判断がポイントです。
制度上の知識と計算の正確さの両方が求められます。
この章の要点チェックリスト
- 計算の基本は「保有量 ÷ 指定数量」で倍数を求める
- 倍数に応じた届出・許可の判断が問われやすい
- 指定数量の10倍という基準は、試験では頻出の出題ポイント
- 制度上は分類や施設ごとに条件が異なるため、文脈を理解して覚えることが大切
【実践例】乙4計算問題の解き方と考え方
乙4試験では、危険物の保有量と指定数量との関係をもとにした計算問題が頻繁に出題されます。
中でも、指定数量を超えるかどうかを判断する問題は、正確な計算力と分類知識の両方が求められるため、しっかりと理解しておきたい分野です。
この章では、実際の出題形式に沿った例題を取り上げながら、「乙4指定数量計算」の基本的な考え方を確認していきます。
各危険物の具体的な指定数量をまだ覚えてない方は、こちらの記事で復習できます。▶️【試験対策】危険物の指定数量一覧|乙4合格に必須の知識と頻出ポイント解説
📘 例題1:ガソリンの指定数量計算
ガソリンは「第1石油類(非水溶性)」に分類されており、指定数量は200Lとされています。
これは乙4試験でも基本中の基本となる数値です。
【問題】
500Lのガソリンを保管している。このとき、指定数量の何倍に相当するか?
【解答】
500 ÷ 200 = 2.5倍
→ 2.5倍となるため、指定数量を超過しています。
この場合、消防法上では市町村長への届出が必要となるケースがあります。
出題では、「届出が必要かどうか」を選択させる形式が多く、倍数の理解が問われます。
📘 例題2:アルコール類を複数の容器で保管するケース
乙4試験では、同じ物質でも複数の容器に分かれて保管されているケースについて出題されることがあります。
このとき、合計量で判断する必要があることを理解しておくことが重要です。
【問題】
200Lずつ3つの容器に分けて、エタノール(指定数量400L)を保管している。合計600Lとなるが、何倍にあたるか?
【解答】
600 ÷ 400 = 1.5倍
→ 合計で1倍を超えているため、指定数量超過に該当します。
試験対策上は、容器が分かれていても、同じ施設内に保管されている場合は「合算して判定される」のが基本ルールです(※実務では細かい条件で異なる場合もあります)。

えっ、分けて保管してても1つとしてカウントされるの!?オレ、完全に別扱いだと思ってた…
施設が同じなら“合算が原則”。このルール知らないと、試験で1倍超えを見落としやすいから注意ね

📘 例題3:異なる種類の危険物を同時に保管している場合
異なる分類の危険物を同じ場所に保管している場合、それぞれの指定数量に対する割合を計算し、合計して判断します。
【問題】
ガソリン(指定数量200L)を100L、灯油(指定数量1,000L)を500L保管している。合算して指定数量を超えるかどうかを判定せよ。
【解答】
・ガソリン:100 ÷ 200 = 0.5
・灯油:500 ÷ 1,000 = 0.5
→ 0.5 + 0.5 = 1.0倍
合計でちょうど1倍に達するため、指定数量の基準を満たしています。
この場合も、異なる危険物であっても合算して判断するルールを知らないと誤答しやすいため注意が必要です。
📘 例題4:指定数量の10倍を超えるとどうなるか
試験では、「指定数量の10倍を超えたときの対応」を問う問題が非常に多く出題されます。
ただし、これは制度上の一律基準ではなく、試験用の代表的な目安として扱われることに注意が必要です。
【問題】
ガソリンを2,500L保管している。このとき、許可が必要となるかどうかを答えなさい(指定数量は200L)。
【解答】
2,500 ÷ 200 = 12.5倍
→ 試験では、10倍を超えると「都道府県知事の許可が必要」として扱われることが多く、このような選択肢が正解になります(※ただし実務では施設区分や設備により異なる)
※法令に明記されているのは、政令指定数量との関係による規定であり、詳細は消防法施行令 第1条の9(政令306号)などを参照してください。
📘 よくあるミスとその対策ポイント
指定数量計算では、計算式が単純なだけに、「基礎知識の抜け」や「読み間違い」が誤答の原因になるケースが多く見られます。
こうしたミスは、例題を繰り返し解いておくこと、そして計算に入る前に「まず何を聞かれているか」を整理する習慣をつけることで減らせます。
乙4計算問題の実践ポイントまとめ
計算問題は、正しい知識と落ち着いた対応で得点につなげやすい分野です。
特に出題頻度の高いパターンを理解しておくことで、本番でのミスを大きく減らせます。
この章の要点チェックリスト
- 指定数量は物質ごとに異なるため、分類と数値のセットで記憶する
- 計算式の基本は「保有量 ÷ 指定数量」で倍数を求める
- 容器が分かれていても同じ施設なら合算して計算する
- 異種危険物は、それぞれの割合を出して合計で判断する
- 「10倍ルール」は試験対策上の目安であり、実務と区別して覚える
🧠 危険物取扱者(乙4)|ここまでの理解度をチェック!1問だけ○×テスト
「指定数量」「倍数計算」「10倍ルール」── ここまでの内容、感覚だけで覚えていませんか?
表面的な暗記では引っかかる、乙4試験あるあるの○×問題をどうぞ👇
❓ 問題:
エタノールを200Lずつ3つの容器に分けて保管している場合、指定数量(400L)を超えていないので届出は不要である。
👉 ○ or ✕?
試験に出る!指定数量と法令のつながり
乙4試験では、危険物の「指定数量」に関する単純な計算問題だけでなく、法令との関連を理解しているかを問う設問も出題されます。
その中でも、消防法第10条に基づく届出や許可の必要性は頻出テーマのひとつです。
この章では、試験対策として知っておくべき法令のポイントと、実務との違いに注意すべき観点を整理しながら解説します。
消防法第10条のポイントと出題傾向
消防法第10条では、危険物を一定量以上取り扱う場合に「届出」や「許可」が必要になることが定められています。
試験で問われるのは主に以下の2点です。
とくに「10倍」という数値は、乙4の危険物計算問題でも繰り返し登場する基準です。
ただし、実務においては施設の種類や貯蔵方法により扱いが異なるため、試験では「一般的な出題傾向」に従って回答する必要がある点に注意しましょう。
指定数量超過による義務の違いとは?
乙4試験では、「保有量に応じて必要となる手続き」が正しく理解できているかを確認する問題が出されます。
基本的なルールとして、以下の2段階での判断が重要です。
1倍以上の超過:届出
保有量が指定数量以上になると、所轄の市町村長への届出が必要になります。
これは、消防法第10条第1項に基づくもので、非常に基本的な知識です。

あれ?“ちょうど1倍”って、ギリギリセーフかと思ってた…
それアウト。『以上』ってことは、1.0倍でも届出対象だよ。試験じゃこの言葉の違いでミスしやすいから注意してね

10倍以上の超過:許可
政令で定める数量の10倍以上を保有・取扱う場合、都道府県知事などの許可が必要とされます。
この点は消防法施行令 第1条の9(政令306号)などが根拠となりますが、必ずしもすべてのケースで一律に適用されるわけではないため、試験では「代表的な傾向」として覚えておくのが現実的です。
【注意】試験に出る10倍・5倍などの基準
乙4の危険物計算問題では、「この保有量は指定数量の〇倍にあたる。どういった手続きが必要か?」という形式が非常によく出題されます。
その際、次のような数値が選択肢として用いられることがあります。
とくに「指定数量の10倍」は試験上よく使われる表現ですが、実務での運用は施設の構造や危険物の種類などによって細かく異なるため、「試験対策上の目安」として覚えることがポイントです。
出典として参考にすべき法令は、消防法施行令、政令(危険物の規制に関する政令)、および自治体ごとの条例などです。
試験では条文の一語一句まで問われることは少ないですが、条文の趣旨を理解しておくことが合格への近道です。
指定数量と法令の出題傾向まとめ
法令に基づく義務の理解は、乙4試験で確実に得点を取るための重要項目です。
特に届出と許可の違いに関する設問は頻出で、倍数による判断が鍵になります。
この章の要点チェックリスト
- 消防法第10条は指定数量を超えた場合の基本ルールを定めている
- 1倍超で「届出」、10倍超で「許可」が関係するケースがある
- 試験では倍数によって義務の内容を選ばせる設問が多い
- 「10倍基準」は制度上の一律規定ではなく、試験でよく使われる目安
- 消防法施行令や各種政令を併せて確認しておくと理解が深まる
🧠 【法令編小テスト】危険物乙4のよく出る問題で理解度チェック【過去問想定】

今日“指定数量”のとこ復習したんだけど、もう完璧かも!
へぇ、それは頼もしいね。でも…まさかガソリンの指定数量、500Lとか言わないよね?


うっ、それっぽいけど違うの?だってエタノールもそれくらい…だったような…?
そういう“なんとなく”が一番危ないんだよ。ガソリンは200L、エタノールは400L。数字も分類も出題頻度かなり高いからね


しかも計算問題だと、“倍数”まで出るじゃん…!オレ、数字見ただけでちょっと逃げたくなるやつ…
大丈夫。いきなり本番じゃなくて、今は実力チェックのタイミングでしょ? 試験によく出る問題、5問まとめて用意しておいたよ

📌 問題1:ガソリンを500L保有している。このときの倍数として正しいのはどれか?【過去問レベル】
1️⃣ 2倍
2️⃣ 2.5倍
3️⃣ 3倍
4️⃣ 5倍
📌 問題2:エタノールを600L保有している。この場合、倍数はいくつになるか?【過去問レベル】
1️⃣ 1.25倍
2️⃣ 1.5倍
3️⃣ 2倍
4️⃣ 2.5倍
📌 問題3:灯油を12,000L保有している。この場合、必要な手続きとして最も適切なものはどれか?【過去問レベル】
1️⃣ 届出だけで十分
2️⃣ 許可申請が必要
3️⃣ 特に手続きは不要
4️⃣ 市町村長への相談が必要
📌 問題4:以下の危険物を同一施設に保管している。このとき、全体で指定数量の何倍か?【過去問レベル】
ガソリン:100L
灯油:500L
1️⃣ 0.5倍
2️⃣ 1.0倍
3️⃣ 1.25倍
4️⃣ 1.5倍
📌 問題5:次の保管方法における倍数として最も正しいものは?【過去問レベル】
アルコール類を200Lずつ、3つの容器に分けて同じ施設内に保管している。
1️⃣ 1.0倍
2️⃣ 1.25倍
3️⃣ 1.5倍
4️⃣ 倍数計算はできない
🎯 小テストの総括
乙4試験で狙われやすい「指定数量計算」の分野は、単なる暗記ではなく「分類 × 数値 × 判断力」の総合力が問われます。
今回の問題のように、指定数量を覚えているか?計算できるか?法令に当てはめて判断できるか?
この3つを同時に確認できる設問が、まさに本番で問われる実力です。
これらを押さえておけば、計算問題は“確実な得点源”に変わります。
「なんとなく分かる」から「確実に取れる」状態まで、あと少し。しっかり繰り返して定着させましょう!
まとめ|乙4指定数量計算と危険物計算問題の要点整理
乙4試験の中でも、とくに「指定数量計算」や「危険物計算問題」は、出題頻度が高く、正答率を大きく左右する重要な分野です。
単なる暗記では対応しきれない問題も多いため、「どうして届出や許可が必要になるのか」という制度の仕組みから理解しておくことが、合格への近道になります。
この講座では、指定数量の基礎知識や倍数計算の考え方、さらに法令との関連までを分かりやすく解説しました。
今のうちにしっかりと知識を整理しておけば、本番でも落ち着いて対応できるはずです。
乙4指定数量計算の試験対策チェックリスト
- 指定数量とは、物質ごとに定められた危険物の管理基準量を指す
- 代表的な指定数量(例:ガソリン200L、灯油1,000L)は必ず暗記する
- 計算問題では「保有量 ÷ 指定数量」の式を使って倍数を求める
- 倍数が1.0以上であれば市町村長への届出が必要(消防法第10条)
- 倍数が10を超えると、試験では「都道府県知事の許可」が必要とされる
- 異なる危険物は、それぞれの割合を出して合算し、1倍超かどうかを判断
- 容器が複数あっても同一施設内なら保有量は合算して計算する
- 実務と試験では扱いが異なるため、試験では「頻出の目安」に沿って判断する
どの項目も、過去問で何度も問われている鉄板テーマばかりです。
繰り返し練習することで自然と力がついてきますし、計算への苦手意識も和らいでいくはずです。
無料で独学だからこそ、丁寧に一歩ずつ。
この講座を最大限に活用して、自信をもって合格を目指していきましょう。

ふぅ〜、小テストなかなか手ごたえあったな!特に倍数のとこ、ちょっとひやっとしたけど!
倍数はよく出るからね。ちゃんと1倍と10倍の境界を覚えておけば、本番で落ち着いて解けるよ


でもさ、計算だけじゃなくて、保管とか運搬のルールも出るよね? あそこもちゃんと押さえておかないとやばそう…
そのへんもよく出るから、次は保管場所とか運び方のルールも一緒に整理していこうね

※本記事の内容は、2025年4月現在の情報に基づいています。制度や日程などは変更される場合があるため、必ず最新の公式情報をご確認ください。